連載
文春写真館 あのとき、この一枚
阿久 悠の三つの宝物

阿久 悠の三つの宝物

「文藝春秋」写真資料部

「モノにはこだわりがない」という作詞家の阿久 悠だが、子供の頃欲しかった「宝物」と呼べるものが三つだけあったという。

〈あの頃、瀬戸内の島では、革のグローブは手に入らなかった。柔らかいクレヨンは見たこともなかった。ハモニカはみんな小さかった。

 二十二歳のボーナスは、たいした額じゃなかったけれど、みんなまとめて買ってやった。あとさき考えずに、革のグローブと柔らかいクレヨンと大きなハモニカを買ってやった。それで貧しい少年時代とサヨナラしようと思ったんだ〉(「オール讀物」平成十年二月号)

 昭和十二年(一九三七年)兵庫県淡路島に生まれる。広告代理店に勤めたあと、放送作家として独立。のちに作詞家として戦後の歌謡界に大きな足跡を残した。生涯、作詞した曲は五千曲以上といわれる。平成十九年(二〇〇七年)没。享年七十。

画像貸出しについて
文藝春秋写真資料部は、テレビ、新聞、雑誌をはじめさまざまなメディアのニーズに迅速にお応えできるよう貸出しの体制を整えております。デジタル化された写真データは、現在約25万点。「文藝春秋」の「日本の顔」はじめ数々の企画もの、「週刊文春」のスクープ写真、「Number」のスポーツシーン、「CREA」や「CREA TRAVELLER」の国内外の自然の風景、さらには戦前の人物や行事を取り上げた資料的価値の高い貴重な写真もとりそろえております。
詳しいお問い合わせはこちらまで
(株)文藝春秋 写真資料部  電話:03-3288-6122 FAX:03-5276-7004
関連ワード

登録はこちら

本の話とは

「本との出会いは人との出会い」をモットーに文藝春秋刊行の単行本、新書、文庫の最新情報を「月刊文藝春秋」誌内を舞台に詰め込みました。毎号話題の新刊を数多く取り上げ、書評、インタビュー、対談などで多角的に著者や作品のテーマに肉迫します。このほか、ウェブでは多彩な筆者による連載も掲載しています。

2012年2月号

<著者インタビュ>白石一文

<自著を語る>山名哲郎

2012年2月号

目次を見る