文春写真館
永井荷風の文化勲章を祝った踊り子たち

永井荷風の文化勲章を祝った踊り子たち

 永井荷風は明治十二年(一八七九年)生まれ。平成二十一年(二〇〇九年)はちょうど生誕百三十年、没後五十年にあたる。麻布の自宅「偏奇館」が東京大空襲で焼失。戦後、疎開先から戻った荷風は、浅草のストリップ劇場の楽屋に頻繁に出入りしていた。昭和二十年代半ばの日記『断腸亭日乗』には、<燈刻ロック座>の記述がしばしば登場する。

 昭和二十七年(一九五二年)十一月に、朝永振一郎、梅原龍三郎らとともに文化勲章を受章。

 <喜んだロック座の踊り子たちは「うちらの先生が何だかエラい勲章をもらったんだって。お祝いしようよ」と、十一月五日に浅草の小料理屋「大坂屋」でささやかな祝賀会を開いた。荷風先生は何もおっしゃらず、ただニコニコとして喜んでおられた。心あたたまる会だった>(樋口 進著『輝ける文士たち』より)

 写真は浅草のロック座にて撮影。

文・写真:「文藝春秋」写真資料部

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