インタビュー・対談
『パリに住むこと、生きること』 (雨宮塔子 著)

ひとり東京に来た経緯を正直な気持ちで綴った

『パリに住むこと、生きること』 (雨宮塔子 著)

聞き手「本の話」編集部 

2015年9月から「CREA WEB」で連載を開始したエッセイ「パリに住むこと、生きること」が、一冊の本になりました。連載期間中に、TBS「NEWS23」のキャスターという仕事のオファーがあり、雨宮さんは日本に帰国することを決心します。その経緯が本の「エピローグ」として書き下ろされています。

――雨宮塔子さんがパリに移住して16年。ここ数年間に「転機」といえることが起きました。この本は、その「転機」の最中に書かれたエッセイですね。

雨宮 2014年に元夫と暮していた家を出て、子供たちと暮らすことにしました。その後、1年足らずのうちに、いろいろな出来事があり、子供2人と新生活を始めた家を出ざるを得なくなり、その顛末についても、エッセイに詳しく書きました。2015年の夏の終わりに今の家に引っ越しして、約1年経ちました。東京での仕事を始めた今も、パリの家はキープしています。「CREA WEB」での連載が始まった2015年9月の時点では、1年後に日本で働くなんて思ってもいませんでした。パリの生活を広くお伝えできればという思いで書いてきました。この数年で私がどのように転居してきたのか、細々とパリの不動産事情なども書いているつもりです。

息子のために手縫いでつくったクッション

――今回のエッセイは「暮らし」や「インテリア」がキーワードになっています。執筆後、自分を振り返り、感じたことは?

雨宮 あらためて家回り、インテリア回りのことが好きなんだなと気付きました。はまっちゃうんですよね、ひとつのことに。例えば手縫いでクッションを作ったり、本棚を作ってペンキで塗って自分で仕上げたり。子供達が10歳を超えて、育児の時間もゆるやかになったのだと思います。テレビではがさつな印象に見られてるかもしれませんが(笑)、意外にキレイ好きなんですよ。机の中がぐちゃぐちゃしているのが嫌なんです。神経質なところがあるんですかね。

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パリに住むこと、生きること
雨宮塔子・著

定価:本体1,400円+税 発売日:2016年11月25日

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