連載
文春写真館 あのとき、この一枚
吉田健一の『食うために生きる』

吉田健一の『食うために生きる』

「文藝春秋」写真資料部

 吉田 茂の長男、吉田健一は小説家であり、英文学の評論家・翻訳家だった。明治四十五年(一九一二年)生まれ。麻生太郎の母和子は妹にあたる。食通で健啖。食にまつわるエッセイも数多く残した。

〈我々は余り慾を出してはならないので、鰻丼の後で親子丼を食べてそれでもどことなくもの足りないから、鴨南蛮を一つ頼む程度の胃ならば、それで満足すべきである〉(「文藝春秋」昭和三十二年=一九五七年八月号「食うために生きる」より)

 写真は昭和三十一年(一九五六年)撮影。

 神田神保町にある洋食の老舗「ランチョン」の常連だったが、あるとき火事が起きたにもかかわらず、悠然とビールを飲んでいたというエピソードが残っている。一九七七年(昭和五十二年)没。

画像貸出しについて
文藝春秋写真資料部は、テレビ、新聞、雑誌をはじめさまざまなメディアのニーズに迅速にお応えできるよう貸出しの体制を整えております。デジタル化された写真データは、現在約25万点。「文藝春秋」の「日本の顔」はじめ数々の企画もの、「週刊文春」のスクープ写真、「Number」のスポーツシーン、「CREA」や「CREA TRAVELLER」の国内外の自然の風景、さらには戦前の人物や行事を取り上げた資料的価値の高い貴重な写真もとりそろえております。
詳しいお問い合わせはこちらまで
(株)文藝春秋 写真資料部  電話:03-3288-6122 FAX:03-5276-7004
関連ワード

登録はこちら

本の話とは

「本との出会いは人との出会い」をモットーに文藝春秋刊行の単行本、新書、文庫の最新情報を「月刊文藝春秋」誌内を舞台に詰め込みました。毎号話題の新刊を数多く取り上げ、書評、インタビュー、対談などで多角的に著者や作品のテーマに肉迫します。このほか、ウェブでは多彩な筆者による連載も掲載しています。

2012年2月号

<著者インタビュ>白石一文

<自著を語る>山名哲郎

2012年2月号

目次を見る