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文春写真館 あのとき、この一枚
五味康祐と升田幸三のうりふたつ

五味康祐と升田幸三のうりふたつ

「文藝春秋」写真資料部

 ここでクイズです。写真に写っているのは、作家の五味康祐と将棋棋士の升田幸三。さて、どっちがどっちでしょうか?

 正解は左が五味康祐、右が升田幸三。まさしくうりふたつのご対面。「オール讀物」昭和五十一年(一九七六年)三月号のグラビア「五味康祐の世界」で撮影された。五味康祐の弁。

〈関西人、ヒゲ、剣道、将棋――升田九段とは互いに会うべくして会った親友である。「ヒゲだけは五味先生の方が格が上じゃ」「街を歩いていると升田ハンとよう間違えられますわ」。歓談のうちにくり拡げられた一番、ものの七分で勝負がついた。「アジャー」(注・この勝負は平手で行なわれた――観戦子)〉

 五味康祐(一九二一年~一九八〇年)は「喪神」で芥川賞受賞。「柳生武芸帳」など、時代小説で人気を博した。升田幸三(一九一八年~一九九一年)は将棋界初の三冠独占を達成。〈新手一生〉の座右の銘とともに、大山康晴と覇を競った。

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